it's ALL right


so goodな毎日のつづき
by mizuki_n0314
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ショートショート:「ほ」ほしいもの

大きな家もいらない。
指輪も高価なプレゼントもいらない。
旅行もいらない。
小さな部屋で本と少しの食事があればいい。

私はいちばんあなたとの暮らしがほしい。
ご家族が一緒だともっとにぎやかでいいよね。
あなたが笑い、ふたりがつましく暮らせるならば、ふたりの家族が健康で幸せならば、それ以上のものはなにもいらない。

あなたを真ん中に、広がるゆるやかな世界というものを私は好きなんだと思う。心地よいんだと思う。

あなたがふんわり笑い、ぱたぱたしながらも元気に働き、明日が来るのが怖くない日々。
私はあなたに何度も救われている。
ありがとうのかわりにおいしいごはんを食べさせてあげたいな。

これからどんなことがあるか分からないけれど、夏より少し元気になって春にこころ膨らませて過ごせるようにはなったかな。

桜のあとの、たっぷり緑の道をふたり歩こうね。

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by mizuki_n0314 | 2016-03-31 00:21 | short short story

ショートショート:「よ」余白

やっぱり私たちは日々時間を刻んで生きている。
その刻まれた時間にやるべきことが詰まっている。
やりたい思いも詰まっている、繋がっていたい人への思いも詰まっている。

大切な誰かを思うとき、不在の在が好きだ。
きっとこう思っていたのかもな、何を考えているのかな、
私の知らないこと、知らない体験、知らない嬉しさ悲しみたくさんあるんだろうな。
そうやってその誰かと離れている時に、いや、一緒の部屋で過ごしていてもいいのだけれど、
ふとした表情や仕草、いつもの口調を思い浮かべ愛しく思って眠るのだ。

オセロみたいに全部のマスを埋めて行くのは好きではない、大切な誰かを全部知れるとも
知りたいとも思わない。彼には彼の場所があるから。それはいつまであるか分からない。
そんなのどうでもよくなっちゃう時が来るのかもしれない。

でも、先を焦る私だから、彼には余白をあげたい。
忙しくて、自分のためだけの時間がなくて、自分のやりたいことより周囲の要請に応じがちな彼。
たまには自分の気の向くままに休日を、平日のわずかな時間を過ごしてほしい。
もともとはのんびり屋さんの彼だから、何しているのかな、何しようかな、
という余白の時をゆったり過ごしてほしい。
それで、私とほっこりしたいと思ってくれて、
たまにはまた一緒に美味しいねってごはんが食べられたら幸せだ。

それは、これからこれから。
いつも、これからこれから。

朝早く出勤したら朝日、だった。
彼はちゃんと早起きできたかな。
そう思う朝はこれから、に満ちていた。

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by mizuki_n0314 | 2016-03-01 02:04 | short short story


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