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so goodな毎日のつづき
by mizuki_n0314
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母と父

今日「ペコロスの母に会いに行く」という本を買ってきた。
最寄り駅の本屋さんでいつも目立つ陳列がされていてずっと気になっていた。
内容は、62歳の頭がつるっとなった編集者の息子と認知症のお母さんの日常を漫画にしたもの。
ちょっと読み始めたのだけど、涙が溢れて読み進められないのでやめた。
確実にいい本なので実際に読んでみて下さい。

で、ここに登場するお母さんなのだけど、長崎の原爆で背中で亡くした娘のことをずっとおぶっていると思っていたり、息子の帰りを夜中まで駐車場で待っていたり、もううまく利かなくなった手をお父さん(ご主人)にさすってもらっていると感じていたり。

戦争の時に娘がいたくらいの年齢の方なのでそうなのかもしれないが、とにかく「お父さん、お父さん」だ。
別にべったり頼るのとも違う。
でも、「お父さん、上着に穴があいているからふさがないとだめですね」「お父さんとお花見行きましたね」って生活の中に常に「お父さん」がいる。
語りかけている。

もちろん、お母さんと息子のやりとりも心温まるものなのだけど、私はこの「お父さん、お父さん」でうちの両親を思い出して仕方ない。

また冬がやってきて、夕方の中央線の駅で小さなおばちゃんを見て、やっぱり最近思い出すことが多くなった。
特に母のことを。

母が亡くなって書類を探していた自宅の事務所の箱の中からたくさんの短歌が見つかった。
そういえば、父が亡くなった後、地元の短歌の会のようなものに入ったとは聞いていたが、いつしか辞めてしまったようでそれ以来話には出てこなかった。
短歌は季節をうたったもの、私たち三姉妹のこと、そしてほとんどが父を想って歌ったものだった。
それは父亡き後気丈に振る舞っていた元気な母からは想像もできないような、切実で悲しいものだった。
三姉妹で、たしか母の葬儀が終わった後に読んで、夜中に3人でひどく泣いたのを覚えている。
そして、誰もあの時以来その短歌を読んでいない。

2つだけ覚えているうたがある。
1つは、たまに帰って来る娘の寝顔を見るのがやすらぎだというもの。
もう1つは、つがいの鳥や仲良し夫婦の姿を見てうらめしいと思う自分が憎いというものだった。

身内すぎて優れたうたなのか平凡なのかもはや私には分からないが、いいうただった。

そして思う。
私が以前お付き合いしていた彼と結婚はしないで別の人との人生を考えようと思ったのもここなのかもしれないと。
いや、もはや、病気をくぐりぬけ切れていなくて考え足らずの私と、言葉足らずの彼だったので当時はうまくいかなかっただけで、今思うと結婚してもうまくやっていけたのではないかと思うのだが。
でも、あの時私が思い描いていたのは、夫がどれだけクズであろうと、他人から見れば苦労を買いに行ったようなものであろうと、なんだかんだで「お父さん、お父さん」と言う自分の姿だったのだ。

いつまでも恋愛感情がある夫婦じゃなくていい、けんかばかりでもいい、お金に苦労してもいい、じじばばの面倒みなきゃいけなくてもいい、浮気してたっていい、でも、何となく「お父さん、お父さん」って言える関係を求めているのかなって。

ちなみにうちの父は、亡くなる前最後の夜中の電話で私のご飯のほうが美味しくても自分はお母さんのご飯のほうが美味しいって言うと断言した人なので、愛想のない酒浸りの父なりに母を愛していたのだと思う。

そこまで多くは求めないけれど、できれば、うちの母のように父を想えて、父のように…なんだろう父と夫は別ものだな、というかやっぱり私父みたいじゃない夫がいいのかも(ごめんよ父…笑)…という結婚ができれば何よりだなと思っている。

母が亡くなることによって両親ともにいない三姉妹になって、今年の夏くらいからぼろぼろ崩れ出した私たち。
喪失感が色濃く出てくるのってタイムラグがあるんですね。
誰も心配してくれない、みんな自分たちの生活を進める中、きっとちゃんと喪の儀式をしてない私たち三姉妹はあの冬のまま立ち止まっているのだと思います。

そろそろちゃんと向き合って喪の儀式、しないといけませんね。
もう母と父はいないのだから。
空の上で2人が安心できるよう。
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by mizuki_n0314 | 2013-11-06 23:16 | days

無理解

最近体調もまずまずよく、仕事もお休みすることなく行けているので、久しぶりだったのだが、やっぱりこの病気は周囲の無理解に苦しむ病気なんだと感じた。

この病気は1日先の体調がなかなか読めない。
ちょっとした気圧や気候の変化、生理などの自分ではどうすることもできない体のコンディションなどで大きく調子が変わる。
端から見ると一見健康な人と変わらなそうな私だが、低気圧の時はだるくて思うように体が動かなかったり、3ヶ月に1回くらいの重めの生理の前などは仕事に行くのも辛かったりする。
辛い、動かないというよりはそもそもの気力みたいなものがまったく湧かなくなって、ないものを振り絞って活動するような状態になる。
これが本当に何度経験しても言葉では言い表せないくらいにきつい。
でも、さすがに病気との付き合いが長くある程度飼いならせるようになってきたのと、毎日寝込んでいたような一時に比べればほぼ毎日半日程度であれば活動しても大丈夫という状態まで持って来ることができたことがあって、約束をキャンセルしてしまったりということもだいぶ減らすことができている。

自分への戒めも含めて、予定表にキャンセルしてしまった予定は斜線を引いて残しているのだが、対誰かの予定のキャンセルは2ヶ月に1度あるかないかくらいになっている。(あとは自分がフリーの日で行こうと思っていた予定を取りやめるケース)

しかし、今回、キャンセルしてしまったせいで、今後縁がなくなるというケースがあった。
このようなことは何度か経験がある。

私がキャンセルしてしまったせいで「自分は優先順位が低いのか」と腹を立てられたこと、「病気にかこつけているだけでただの意識が低い精神病者」とののしられたこともある。
そして、本当に心の底から申し訳ない気持ちでそれをメールにしたためて本当に泣けて来るくらいに地面に頭が付くんじゃないかくらい頭を下げるような気持ちで送ったメールに「そっか、了解」だけで、怒っているのかな、何てフォローすればいいかな、もう会わないほうがいいかなと悩むことは多々。

でも、こういう経験しているのは私だけではない、いわゆるうつ病や適応障害、双極性障害、パニック障害などを抱えている方と話すとよく耳にするエピソードだ。

私の場合、職場の無理解というものはもうかなり経験していて、結局替えが効く健康な人がいいのだということは明白な事実であると思っている。
そして、一方、プライベートに関しては、理解のある友人先輩後輩が多く、キャンセルするしないの話以前に申し訳なくなるくらい心配して声をかけてくれたりする。
本当にありがたいと思っているし、一部の人の無理解を超えて本当にこのような方々に救われて助けられて生活している。

でも、やっぱり、今日のようなことがある。
ある程度元気になった私にもある。
ふと想像すると、では、もう少し病状の重い方はどうだろう、もう少し図々しさの足りない方はどうだろう。
うつ病などの精神疾患を抱えた方で離職している方は孤立しがちだと言う。
そもそも外に出る気分にはならない病気だし、人に会いたくなくなる、そして人との約束を守れないかもしれない、迷惑をかけているとなるとさらにひきこもりがちになる。
そしてどんどん社会と離れて行き、人に絶望していき、底は知れない。

私にもそんな時期はあったし、今その最中にいる方も多いと思う。

はっきり言って、これらの精神疾患はわがまま病ではない。
周囲からすればわがままや迷惑なこともあるかと思うが、当人が散々苦しんでほとんどのことを自分で抱えてはみ出した部分で迷惑をかけているだけなのだ。
95%は自分の胸の中で、ひとりで文字通り胸が締め付けられる思いをして、それでも人と関わりたいわかって欲しいという欲を持ってしまって5%で人に迷惑をかけてしまったり、健康な人から見れば「ちょっと違うでしょ」という行動をしてしまったりしているのだと思う。

でも、その5%も許さない人と人との繋がりでいいのかなと思う。

ママになったから、ママと赤ちゃんの立場を!っていうのもいいけど、世の中にはニートや引きこもり、ホームレス、様々な障害や疾患を抱えた方、健康だけど仕事なり家族なりに何らかの問題を抱えて心身に負荷のかかっている方、そして、そのような呼び名が何もつかない不安や苦しみを抱えた方がたくさんいる。

すべての立場を経験することはできない。
でも、知ること、受け入れようとすること、想像すること、話を聞くこと、そういうことから始めていかないといけないなと思っている。
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by mizuki_n0314 | 2013-11-06 12:52 | days


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