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so goodな毎日のつづき
by mizuki_n0314
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大人になる

いつから大人になるんだろう。
もう年齢的にはいい大人の私が言うのも何だが、大人と少年少女の境界線って曖昧だ。

大人って言葉で思い出すのが母の話。
母はよく言っていた。
それは、私が大学に入って初めて始めたアルバイトでのこと。
昼はベーカリーカフェ、夜はダイニングバーの八重洲にあるお店で私は夜アルバイトしていた。
昼に売っていたパンは売れ残りの量を数えて、賞味期限のものは廃棄にしていた。
(もちろんこっそりみんなで晩ご飯に食べていたけど)
その日の夜営業で出た生ゴミなんかと一緒にどさっと店の裏のポリバケツに捨てていた。
そこである日私は気がついた。
いつもいつも前日出したゴミ袋の中から廃棄のパンだけがなくなっていることに。
そして、出勤前に通る通りにいつも座っているホームレスのおじさんをふと思い浮かべた。
そして、一度だけ、店の裏でそのおじさんを見た。
それから、私は廃棄のパンの片付けは最後にして、パンだけを袋に入れて生ゴミとは別にポリバケツの上に置くようにした。
店長からは「ごみの中からパンを取って行くホームレスがいて営業妨害になるので生ゴミの下に入れるように」と言われていたにも関わらず。
そしてそれは毎回きちんとなくなっていた。
いつまでやっていたかもう覚えていないがそうしていた。
でも、あのおじさんがちゃんと食べられているんだなと思いを馳せると嬉しかった。

そんな話を母にしたらしい。
私は話をしたことすらも忘れていたのだけれど、社会人になって病気もして、母といろんな話をして過ごす時間が多くなって、そんな時に言われた。
「お母さん、みーちゃんが大人になったな。ここまでくれば安心だなって思ったのはあのパンの話を聞いた時なのよ。目指してた大学に合格したことよりも、就職が決まった時よりも嬉しかった。ちゃんと誰とも知らない人のことを思いやって行動ができるようになったってことがね。」
母が亡くなって知ったけど、妹2人もこの話を知っていた。
ホームレスのおじさんにパンをあげただけの話なのに、母にとってはとても大事なエピソードだったんだと思う。

年齢的に大人になって、責任も増えて、プライドもできて、そうするとこんな大人の入り口に立ち始めたころの、清々しい責任感とか混じりっ気のない優しさとかどこまでも伸びて行く向上心とかちょっとないがしろにしがちになる。
そんな時、私は母のこの話を思い出す。

母は質素な人だった。物をあまり持たず、趣味は読書と子育てと自営業。
自分なりの価値観を持っていて、でもその視線はすごく柔軟。
頑固なところもあって、世の中でどう言おうと、自分はこれが大事と思えばそれを貫く。
人に優しくすること、無理をしないこと、自分で責任を取る事、広い視野を持つ事、世の中には傷つけたり傷ついたりがあるので上手に誠実にそれらと付き合うこと。
挙げればきりがないですが、人として、やっぱり大人として、押さえておきたいいろんなことを教えてもらいました。
お母さん、まだまだ未熟者の私ですけどね(笑)。
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by mizuki_n0314 | 2012-02-28 02:52 | days

twitter

今さらですが、twitterはじめてみました。
何かブログパーツとして貼れるらしいのですが、何度やってもうまくいかないのであきらめました(笑)。
twitterはサークルの先輩が面白いツイートを毎日のようにしていて、それを読んだり、他自分の気になる表現者の方々のツイートを見たいという理由で始めたのですが、何となく、つぶやいちゃいますね。
なので、blogは今まで通り、何かのテーマに対して長く文章を書きたかったり、記事っぽくしたい時に、twitterはぽっと思い浮かんだことや出来事を綴って行こうと思っています。
mizuki_n0314で検索していただければ見つかりますので、こちらも宜しくお願い致します。

twitter mizuki_n0314のページ
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by mizuki_n0314 | 2012-02-19 02:29 | days

社会人の第一歩

私の大学卒業後、社会人の第一歩は印刷会社の営業としてでした。
本当は編集の仕事がしたかった私としては、正直一生の仕事だとは思っていませんでした。
そして、結果2年で辞めて転職。
でも、私は社会人のスタートをこの会社で切れたのは本当によかったし、そうでなかったら今の私や今の仕事はないと思っています。

それには大きく2つ理由があります。
まず、一番の理由が素敵な教育係はじめ諸先輩たちに恵まれたことです。
私が入社した時、配属された課で私の教育係の先輩が1人ついてくれました。
当時27歳の男性の先輩で、すごく一生懸命いかに私を育てれば私のためになるかを考えてくれました。
仕事も丁寧に教えてくれて、社会人としてのマナーも体現することでお手本となってくれて、たくさん飲みに連れて行っていろんな話をしてくれて視野を広げさせてくれました。
そして何より私をしっかり守って、私がみんなから必要とされ愛される営業になれるように育ててくれたと感じています。
前日他の先輩に飲みに連れて行ってもらったら次の日出勤して自分の席に行く前にその先輩にお礼を言う事、クライアントや製造現場の人たちに関しては常に電話や定期便で用を済ませるのではなく、なるべく時間を見つけて定期便で済む物も手渡しで渡して「お世話になります」「お願いします」と言うこと、暑い日とかにはポケットマネーでジュース買って行ってみんなでちょっと一息しつつ業務の意見交換をすること、挙げればきりがありませんが、そんなような人と人で仕事をする際の思いやりが信頼関係をうむことはとってもシンプルだけど、今も心に残っています。

忘れられないエピソードがあります。
クライアントから無理なお願いをされて、それを製造現場にやってもらわなければいけない時。
営業の私は1年目、製造現場のマネージャーさんとかは高校卒業してからずっと働いているベテラン40代とかです。
その直前にもかなり現場に無理を言っていて、これでは現場的に他の品目の進行が滞ったり、利益にならなくなるというところでした。
クライアントからの電話を受けて先輩に状況を報告したら、先輩は「自分で頼んでおいで」と一言。
まあ、私の品目だしなと思い、現場に向かい、その無理なお願いをしました。
事情を事細かに説明し、今後のスケジュールも含め交渉しました。
「きっと無理と言われて譲ってクライアントにも全部飲むのは難しいと謝って着地かな。」と内心思っていたのですが、話を聞いたマネージャーさんは交渉の末、OKをしてくれました。
私としては、無理と思っても普段から信頼関係を築いていて、交渉の仕方によっては物事は調整もできるし押し進めることもできるのだと、ちょっと嬉しくなりました。
席に戻って先輩に報告すると「そっか。よかったね」と一言。
そして時がたち、私が退職する時、その現場のマネージャーさんから聞きました。
あの時、私が席を立ち現場へ向かうほんの数分の間に先輩が現場のマネージャーさんに電話をして頭を下げて、簡単に事情を話し私が行くから話を聞いてOKしてあげてくれるように伝えていたらしいのです。
マネージャーさんは「末ちゃんにホント大事にされていたよね。オレ黙ってろって言われたんだけどね。」と言っていました。
キャリアカウンセリングの勉強をした時にスモールステップという言葉を学びました。
小さな成功体験を重ねて行くことでその人は自信を持ち、チャレンジし、キャリアを積んで行けるというものです。
教育係の先輩にはこのスモールステップな体験をたくさんさせていただきました。
私にチャレンジさせてくれて後ろでそれを見守ってくれていました。
本当に後輩愛に包まれた生活が送れて幸せでした。

2つ目の理由は穏やかで人を思いやる社風の会社に入れたことです。
私がいた会社は大企業というよりはむしろマンモス企業で、半分国営か?みたいな雰囲気ののんびりした会社でした。
営業の評価もどれだけ売ったかももちろん大事ですが、年功序列的なところもあれば、誰々さんの下につけば出世コースだねみたいな、実力主義で先輩が後輩をどんどん抜いていくような会社とは真逆の会社でした。
良く言えば牧歌的、悪いく言えば頑張っても適当にやっても同じかよ、みたいに若かった私は思ったものです。
でも、その後大企業からベンチャーまでいろいろな会社を経験して、カウンセラーとして多くの会社を見てきて思う事が、私が新卒で入社した企業はいいところいっぱいあったな、と今思えば思う、という事でした。
マンモス企業で半分国営か?みたいな勢いなので、他の企業に比べて余裕があります。
そして昔ながらの上司・先輩・後輩・取引先との仲良し関係があります。
クライアントもアイミツ取って単価が安い方に容赦なく切り替えるとか意外と少なく、営業を信頼してずっと仕事をくれていたりしました。
また、毎日全員の売り上げ達成率を共有して順位をつけたりしたいので、殺伐としていません。
悪く言えば、利益を上げていない社員もそれなりの居所がまだあります。
(当時の話ですが。今はなかなか厳しいみたいですけどね。)
そうすると、人は人に対し様々な個性や価値観を受け入れることで優しくなれ、後輩や同僚を助け、自分の利益以外にも動こうという奉仕の精神ができてきます。
自分だけじゃなくてあいつのために、自分だけじゃなくて組織のために。
実力主義の間違った導入の仕方により、目標は達成しないと意味がない、個人としての成功がまず大事など、心が強い人間しか生きにくい会社になっているところも少なくありません。
それにこのような企業はサービスレベルにしても、社員の定着率にしても短距離走になりがちです。
でも、私は新卒で入社した企業で、いろいろな仕事の仕方が許容されていて、自分だけでなく後輩のために動くような、社員同士・クライアントともキャラクターを認め合って仲良く暮らしているような、そんな企業で社会人のスタートを切れたのはすごくラッキーだなと思っています。
ビジネスウーマンとしての戦闘能力には欠けるかもしれませんが、人としてすごく豊かな経験をさせていただいたと思っています。

このようなことを先日私が新卒で入った会社の先輩方と飲んでいて改めて気づきました。
私を後輩として迎え入れて大切にしてくれてここまで成長(できたかな?)する基礎を作っていただいて本当に本当にありがとうございました。

教育係の先輩は在職中私が、「いつもおごってもらってすみません」と言うとよくこう言っていました。
「僕にお礼はいらないよ。もし自分に後輩ができたらその後輩に返してあげてね。」
その言葉はずっと胸にあり、前職の会社で営業として入ってきた新卒の社員たちに、今カウンセリングを担当している学生さんたちに、少しでも先輩がしてくれたことを返せるように、ずっと行動の指針になっています。

先輩、本当にお世話になりました。
これからも宜しくお願い致します。
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by mizuki_n0314 | 2012-02-11 13:42 | days

娘の結婚相手

うちの母は生前、3人娘の理想の結婚相手をこんな風に語っていた。

みーちゃんの旦那さんは心の広ーい人
さーちゃんの旦那さんは優しい人
はなの旦那さんはとにかくしっかりした人

私は自分の考えややりたいことがはっきりしていてそれができないと幸せじゃないから、いろいろ受け入れて自由にさせて包んでくれる人がいいとのこと。
真ん中の妹は気が強いからぶつからないように穏やかで優しい人。
一番下の妹は甘えん坊でちょっとルーズだからそこをキュッと締めてくれるしっかりした人。
そんな理由だそうです。

どの性格の人もいい人には変わりないけど、娘の性格をよく捉えていて、母なりに心配していたんだなーと思います。
お母さん、現実は厳しいですけどね(笑)。
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by mizuki_n0314 | 2012-02-07 13:42 | days

Raise Hands High/Nathalie Wise

d0150688_11535620.jpg古いMacの音楽を移行させていて見つけたアルバム。
Nathalie Wiseの「Raise Hands High」
Nathalie Wiseってご存知の方たぶん少ないですよね。
TOKYO No.1 SOUL SETのBIKKE、undercurrentの斉藤哲也そして高野寛からなるバンドです。
2000年に結成されて、5年間くらい活動していました。
アルバムは3枚出しているのですが、どれも名作。
あまり大々的にプロモーションもしておらず、ネット上にも情報が少なく、とても地味なのですが、キャリアを積んだ大人が本当に作りたい純度の高いものを表現した作品って感じですごく好きです。

そしてこのRaise Hands Highですが、1枚のアルバムに1曲ずつ独立した曲が入っているのではなく、1枚通して1つの組曲みたいに1曲1曲がゆるやかに影響し合ってつながっています。
音がうねりを上げたり、静寂が訪れたり、ドラマチックに展開したり、流麗なメロディーが続いたり、そんなに派手ではないけれど物語が進むように動いて行くので飽きさせません。
特にチェロを始めとするストリングスとピアノ、高野寛のギターが美しいです。
ま、仕上げはBIKKEのポエトリーリーディングですけどね!
SOUL SET時代の詩に比べて混沌や迷いがない感じがしてBIKKEの生命力と進化を感じます。
そうそう、このアルバムにはクラムボンが参加していて、原田郁子のコーラスや伊藤大助のドラムもいい味加えてます。

そしてその軸となるのが優雅に流れて行くVoice In Your MindとRaise Hands Highの対になっている2曲。
層のように重なる音もリリックもじんわり自然になじんでいて本当に気持ちよく聴けます。
切なくもなく、押し付けがましい温かさもなく、ただ、ニュートラルで澄んだ空気を届けてくれます。
でもいつまでもいつまでも心の奥に印象を残す。
意外とこういう曲って少ないかも。

Youtubeがないのが残念ですが、ここで試聴が、そしてニコニコ動画でアルバム全編が聴けます。
今世の中で流れている音楽に新鮮味を感じなくなった方、だまされたと思ってぜひ!

あーまた活動してくれないかなー(切望)。

Raise Hands High/Nathalie Wise Amazon.co.jp
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by mizuki_n0314 | 2012-02-07 11:49 | music

隣人に光が差すとき/安藤裕子

d0150688_03627.jpg今夜のおともはこれ。
安藤裕子の「隣人に光が差すとき」(You tubeでPVが観られます)
切なく切なく思いを寄せる歌ですね。
片思いの歌とも言えるかもしれません。
歌詞が相変わらず女性らしくたおやかです。
ここで見られます。)

安藤裕子の歌にはとにかく相手を思って愛して切なくて胸がきゅううっとなるような心を歌った曲が多いです。
「海原の月」もそうですが、相手のことを思うあまり立ちすくんでしまったり、何も行動が起こせなかったり、感情がくるくる動いたり、ここから奪い去りたいと思ったり、世界は2人を置き去りにしたらいいのにとか思ったり。
そんなことって恋愛初期だけと巷では思われているっぽいですが、私はこれけっこう違うと思います。
そして付き合っていても片思いの気持ちってずっとどこかにあるように思います。
さて、付き合って1年後に自分の相手を彼氏だとやっと実感して一番テンションが上がる私のこの世間とのズレが本領発揮です(笑)。

この「隣人に光が差すとき」にもありますが、「アナタ二ナリタイ コレジャタリナイ」この感情って私はいつもどこかにあります。
私はいつももっともっと相手に近づきたくて、行動を束縛したりするほうではないのでそれは自由なのですが、精神的に、魂でもっと結びつきたいと思い、もっと安らいでほしいと思い、もっと笑ってほしい元気になって欲しいと思い(これはよく10代に思っていました)、あなたと一緒にいたくてあなたが考えてることを知りたくて、もっと言えばあなたになりたいと思う感じ。
でも、20代半ば頃からは長く一緒にいても知らないことだらけ、あなたになりたくてもなれないのだから、知りたい、でも知らないことも未開の楽しみのひとつ。
知れる機会に、一緒にいられる幸せに身を浸そうと思うようになりました。

一方、これじゃ足りないの感情は相手を好きで相手が素晴らしいと、自分にとって宝物であり唯一無二だと思えば思うほど、自分はそれに見合っているか不安になり、よく思う事があります。
夜中にふと、寝顔を見ながら幸せと愛しさと、一抹の切なさを今まで何度となく感じて来ました。
大事になり、肌になじめばなじむほど、私ばっかりが好きなんじゃないかという片思いの気持ちがよぎります。
そして、瞬間瞬間「あれ、私はこんなに好きなのに。いつも通りかよー。」と思うことも。
男性陣から言わせれば、「いつも通りが愛情の印だよ」とかよさげなこと言うのでしょうけど(笑)。

とまあ、今回は女子トーク的になりましたが、この曲ホント素敵なので一聴下さい。

そうそう、最後に。
私はあちこちで公言しているのですが、永作博美と深津絵里と安藤裕子が目標の女性。
私よりちょっと上の世代、リアルな目標です。
(あ、目標と私との距離感は多目に見て無視してやって下さい…笑)
中谷美紀や小雪は強すぎるし、篠原涼子や井川遥はちょっとあざとく見える。
私的にはこの3人がまさに歳を重ねてからのほうがむしろ少女っぽく、悩みトライし自分の道を見つけた人の強さとしなやかさを持った人のように思うのです。
心も体も着飾ってない感じも努力に裏打ちされた実力があるのも理想です。
私もどんどん浄化して削ぎ落して、歳を重ねるごとにピュアで自由でありたいです。

隣人に光が差すとき/安藤裕子 (2004年に発表された1stアルバム「Middle Tempo Magic」に収録。ベストにも収録されています。)
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by mizuki_n0314 | 2012-02-07 00:00 | music

その言葉

「その言葉をどんな気持ちで言ったのだろう」
ハナレグミが映画「エンディングノート」のコメントで言っていた言葉だ。

特になんてことない言葉だ。
私は仕事柄日々学生さんの就職活動の応募書類を見ているのだが「相手の立場に立って考えることのできる性格」という自己PRは1日1つの勢いで見る。
それくらい世の中にはありふれているけど難しいことなんだと思う。

「その言葉をどんな気持ちで言ったのだろう」って意外と忘れがちかもしれない。
私は言葉はただのあいうえおにすぎないと思っている、でも一方言霊ってあると信じてもいる。
あいうえおにすぎないというのは、悲しいことがあった時、「人生で一番悲しい」という人、「悲しい」と言う人、「そんな時もあるかなと思う」と言う人、「うん」とだけ言う人、「マジキツかったよー」と笑う人、いろいろいると思う。言葉通りとらえれば、最初の人が一番悲しい。
でもそうではない可能性の方が高い。
言葉面だけをとらえていると、その背景にある人それぞれの悲しみの深度や表現力を思う事はない。
悲しみを隠したい人、乗り越えたい人、同情して欲しい人、また、それが上手な人、素直な人、あまのじゃくな人、なぜか逆に攻撃的に出る人。

母はよく言っていた。
父方の祖父は父の造園業の作業中に相手方100%過失の事故で植物人間になり数年後亡くなった。
祖母は、父を責めた。「病院にも見舞いに来ないし、いつも通り仕事ばかりしている。悲しくないし心配でもないのか。冷たい息子だ。」と。
でも母はそんな祖母にピシャリと言い放った。
「家族に心配させまい、自分がしっかりしなければと顔で平静を装い、心で泣いているのが、親なのに分からないのですか」
母は相手がどんな汚い言葉を吐いても、その言葉を吐いた人の心を思う人だった。
一番下の妹は人当たりがよく、外ではみんなに気を使う。
その分やっぱり疲れるらしい。下校して、最寄り駅から迎えの車に乗り込むなり、むすーっとしている。
家にいれば、ストーブの前でごろごろ。会話もぽつりぽつり。もちろん愛想もない。
でも母は「はなはスイッチオフになっているんだよ。家はそういう場所じゃないとね。はなはお母さんに母の日に花くれたりもするし、何よりお母さんのもとでぬくぬくしてくれているのがいいよね。」と嬉しそうに話していました。
言葉じゃない、表面的な行動じゃない。その言葉や行動はどこからくるのか、そう言葉を発し、そう動くまでどのような心の動きがあったのか、ストレートに瞬間的に出たのか、私を思い逡巡して出たのか。
思いを馳せることは思いやりでもあり、それが重なると相手を愛せるようになると実感しています。

一方、言霊について、私の父は超あまのじゃく。
私が唯一キライだった父の性格。
母への愛情表現は「おばちゃんだからな」とか「太ったんじゃない」とかメイク後に「化粧しないほうがいいんじゃない」とか「おまえモノ知らないなー」とか。
でも、こういう言葉って決していい気はしない。
かまって欲しいだけなんでしょうけどね。
かまって欲しい、でもどう甘えていいか分からないという心は察することはできます。
中には「料理はどれも美味しい」とかストレートに誉めることもたまにあったりする。
これは単純にご機嫌になる。
言霊って言葉には力があり、それが現実になるということもあるし、なにより、その力が2人の関係を愛のない言葉のあまのじゃくなやりとりでぎくしゃくさせるよりは、ストレートに表現したほうがいいのではないかな、全部じゃなくていいから、なるべくね、と思っています。
時は経ち、今私はキャリアカウンセラーとしては学生の皆さんのいいところをどんどん見つけてはっきり言葉で伝え、自信をつけてもらうようにしています。
一方、プライベートは…精進が足りない、かな(笑)?
でも、これってこころの余裕と想像力と愛情がなせる技なんでしょうね。

ということで、今日は「その言葉をどんな気持ちで言ったのだろう」の話でした。
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by mizuki_n0314 | 2012-02-06 01:51 | days

spark/ハナレグミ



最近、以前よりじっくり音楽を聴くようになりました。
今まで通り何かしながらが多いんだけど、歌詞の意味と音の細かな手触りをすごく大事に聴くようになったように思います。
何があったわけではないのだけど、きっと、音楽にも救いや癒しなのか答えなのか何なのかを求め探しているのでは、と分析してみたり。

今夜そんなことをしていて何曲も新しく見えた曲があります。
その1つがハナレグミの「spark」。
もともと児玉奈央さんに楽曲提供した曲で、アルバム「オアシス」にハナレグミverが収録されています。

この歌詞が泣ける。
ここで見られます)

こわばっていた心が、ねじれていた体が、ふと、はじけたり、ほどけたりしちゃう瞬間の歌。

自転車で2ケツして坂道下る時、夜中に目が覚めると母が隣に寝ていて必ず「どうしたの」と言ってくれる時、買い物袋下げて笑って帰る帰り道、大好きな仲間と一緒の音楽聴いてお酒飲んで「いいね!」とひとつになる瞬間、ふんわりふんわり笑う笑顔が見れた時、隣の部屋からテレビ観てゲラゲラ笑う笑い声が聞こえる時、通学の車窓から夕陽を観ながら家路につく時、誰かの寝顔を見られる幸せ。

私は子供のころ、こわばった子供だった。
田舎の小さな学校やそこでの暗黙のルールになじめなかったからだ。
でも、大学に入って、良くも悪くも何でもアリで、さらに社会に出てさらに自分でどうにでもできて、友達もいろんな友達ができて、恋人にも恵まれて、ほどけた大人になっていった。
そして、最近、気づけば、大人になりすぎて、自分でルール作って、不安作って、こわばった大人になりかけてたかもしれない。
日常に転がっているsparkの瞬間を踏みつぶしていないかと。
もっともっと自由に、sparkですね。

それにしてもハナレグミ、何て素晴らしいんだ。
You tubeは児玉奈央さんverしかないのでそちらをアップ。
すごく個性的で芯がしっかりしていていい声なんだけど、好きなアーティストNO.1はハナレグミな私としては、ハナレグミ推しで(笑)。

オアシス/ハナレグミ 特設サイト(全曲試聴できます)
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by mizuki_n0314 | 2012-02-05 23:35 | music

透明人間・再出発/詩 谷郁雄・写真 青山裕企

d0150688_224524.jpg毎度ご紹介させていただいております、谷郁雄さんの詩集です。
詩が半透明の用紙に、写真がアート紙に印刷されていて、それが交互に製本されている、しかも全ページ!という元印刷屋的には「よくやったなー」「すごい手間だよなー」と思う装丁にはそこまでの感動はないのですが、肝心の詩にぐっときてページを繰る手が思わず止まってしまったので読了前なのですが、ご紹介。



---

子犬

最高のものが
掴めなくても
がっかりせずに
生きてゆく

とりあえず
掴んだものが
自分にとって最善のもの

売れ残った
やせっぽちの子犬が
今日から君の
大切なともだち

---

この手の込んだ装丁もそのうちじわじわくるのかしら。


透明人間・再出発/詩 谷郁雄・写真 青山裕企 ミシマ社(西村佳哲さんと社長の三島さんのワークショップに参加し、その聡明さと自由さにすっかりファンになってしまいました。同世代、頑張らなきゃ!)
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by mizuki_n0314 | 2012-02-04 20:20 | book

美味しいって感じること

ここ10日間くらいあちこちの不調があり、今週月曜からは胃腸をこわし、39度を超える熱に3日間見舞われ、主食はポカリスウェット、そして少しのゼリーといった調子で、熱にうなされ、節々の痛みにうーうー言い、悪寒に震えるといった日々でした。
そんな中ちょっとだけ薬が効いて37度台に熱が下がったとき、「しめた!」と思って、おかまに残っていたごはんにレトルトのハヤシライスをかけて食べました。
これが染みたー。
食べ物ってこんないろんな味がして、からだにじんわり染みていくんだなーと実感。
そんなにたくさん食べなかったのに、ゆっくりお茶と一緒に味わってごちそうさま。
食べるってこういうことなのかもな、とレトルトで実感してしまった私でした。
だから、普段から間食をあまりせず、かといっておなかをぺこぺこにさせず、ほどよく食べ物が入って行く環境を作っておいて、ほどよくいただくこと。
また、今回はそうはいかなかったものの、基本的には手をかけて丁寧に季節の食材を使ったものを、偏らずに、でも楽しく好きに自由に食べる、ということですかね。
改めて食について考えさせられる出来事でした。

そうそう、今まで「どうせダイエット本でしょ?」とバカにしていたタニタの本、病院の待ち合い室で読んだらどれも美味しそうで簡単そうなので、思わずレシピ買っちゃいました(笑)。
今更デビューです。
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by mizuki_n0314 | 2012-02-04 19:05 | meshi


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